過去分詞とは何でしょうか?
本ブログでは、過去分詞を「第二抽象形」と呼びたいと思います。
現在形 < 過去形 < 過去分詞形 (抽象度)
過去形(第一抽象形)より、過去分詞形はさらにもう一段階抽象度が高い(第二抽象形)ことを表しています。
では、受動態と完了形で利用されているこの過去分詞には、何か共通する概念があるのでしょうか?
本ブログでは共通の概念があると考え、仮説としてそれを「逆転」という概念だと考えます。
【受動態】 (be動詞 +過去分詞)
→ 主語と目的語を「逆転」させている
(主観を客観に「逆転」させている)
【現在完了形】 (have + 過去分詞)
→ 時間の目線を「逆転」させている
(現在→過去を、現在→過去→現在へと「逆転」させている)
現在完了形の「時間への目線を逆転させている」というのは、過去形が「現在→過去」という目線であるのに対し、過去分詞は、その目線を過去の時点でUターン(逆転)させて、現在→過去→現在としている、という意味です。
「逆転」させることで抽象度が高くなっていることに注意しましょう。主観よりも客観のほうが、また、「現在→過去」よりも「現在→過去→現在」のほうが、話し手の想像が拡張されているため、抽象度が高くなっています。より抽象度が高いからこそ、それを形で表わすため「過去分詞形」ができた、と考えられます。
この仮説に基づくと、「逆転」という概念をもつ過去分詞は、結果として「受動」と「完了」の意味をもつ、ということになります。
【過去分詞】の意味
①受動 (~された)
②完了 (~した)
最後に、過去分詞はbe動詞やhaveから独立して、形容詞(句)としても利用できます。
My bag was stolen. → my stolen bag
I have retired from the army as a solder. → a retired soldier
【過去分詞】の働き
①動詞的用法(受動態と完了形をつくる)
②形容詞的用法
本ブログでは、過去分詞を「第二抽象形」と呼びたいと思います。
現在形 < 過去形 < 過去分詞形 (抽象度)
過去形(第一抽象形)より、過去分詞形はさらにもう一段階抽象度が高い(第二抽象形)ことを表しています。
では、受動態と完了形で利用されているこの過去分詞には、何か共通する概念があるのでしょうか?
本ブログでは共通の概念があると考え、仮説としてそれを「逆転」という概念だと考えます。
【受動態】 (be動詞 +過去分詞)
→ 主語と目的語を「逆転」させている
(主観を客観に「逆転」させている)
【現在完了形】 (have + 過去分詞)
→ 時間の目線を「逆転」させている
(現在→過去を、現在→過去→現在へと「逆転」させている)
現在完了形の「時間への目線を逆転させている」というのは、過去形が「現在→過去」という目線であるのに対し、過去分詞は、その目線を過去の時点でUターン(逆転)させて、現在→過去→現在としている、という意味です。
「逆転」させることで抽象度が高くなっていることに注意しましょう。主観よりも客観のほうが、また、「現在→過去」よりも「現在→過去→現在」のほうが、話し手の想像が拡張されているため、抽象度が高くなっています。より抽象度が高いからこそ、それを形で表わすため「過去分詞形」ができた、と考えられます。
この仮説に基づくと、「逆転」という概念をもつ過去分詞は、結果として「受動」と「完了」の意味をもつ、ということになります。
【過去分詞】の意味
①受動 (~された)
②完了 (~した)
最後に、過去分詞はbe動詞やhaveから独立して、形容詞(句)としても利用できます。
My bag was stolen. → my stolen bag
I have retired from the army as a solder. → a retired soldier
【過去分詞】の働き
①動詞的用法(受動態と完了形をつくる)
②形容詞的用法
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