2012年8月15日水曜日

【可算・不可算】


 可算・不可算について考えてみたいと思います。

 可算は、Countable (数えることができる)、不可算は、Uncountable (数えられない)です。

 これを、「具体と抽象」という視点でとらえると、以下のようになります。


    可算: (具体的にとらえているから)(対象を)数えることができる

    不可算: (抽象的にとらえているから)(対象を)数えることができない

 
 このことは次のように言いかえることができます。


    可算: 数えることによって、対象を具体的にとらえる

    不可算: 数えないことによって、対象を抽象的にとらえる


 名詞は、最初から可算・不可算という形をもっているのではなく、話し手が、その名詞を具体的にとらえるか、抽象的にとらえるかによって、 可算 ・不可算の形をとるのです。

 PAPER を、具体的な紙、たとえば、書類としてとらえていれば、a paper/papers という可算の形にするし、PAPERを、抽象的な紙、たとえば、紙一般としてとらえていれば、paper という不可算の形にする、ということです。


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