【相対的】
「具体」と「抽象」という概念は、「相対的」なものです。
「具体」・「抽象」 : 相対的
相対的である、ということは、絶対的ではない、ということです。
つまり、これは具体、あれは抽象とすでに決まっているものではなく、あくまで話し手がそれを具体ととらえているのか、抽象ととらえているのかによって決まってくる、というものです。
そして、重要なことは、具体には具体固有の「形」が、抽象には抽象固有の「形」がある、ということです。
「形」は「機能」・「位置」・「意味」と結びついています。4つのうちどれかが変われば、他のものも連動して変わります。
「拡張」という概念で表わしたのは、ある語彙が新たにこれらの4つの要素を獲得した、ということです。
そして、「拡張」の多くは「抽象」化の方向性をもっています。
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